Landlords Cup with Eternal Party Trial - Legacy - 2016/08/21

さかいやレガシー地主杯withエターナルパーティートライアル - レガシー



さかいやレガシー地主杯とは

長く続いている恒例のさかいやレガシーDualland杯を去年後半より、地主杯と呼称変更し開催を続けている。デュアルランド杯は、その呼び名を使うイベントが多くなってきたので、ややこしさを避けるための処置である。

レガシーフォーマットで、競われる本イベントの最大の特徴は、賞品がすべて土地タイプのカードになることである。

それ以外は、単なるレガシーのイベントと同じだ。

しかし、必ずデュアルランドを賞品に提供し続けてきており、やはり、レガシープレイヤーにとっては、デュアルランドは特別な存在であることを強く認識することになった。

前回の地主杯のEventCoverageはこちら



Satellite Event

サテライトというシステムはマジック・ザ・ギャザリングプレイヤーには馴染みが薄いかもしれないが、ポーカーのイベントなどではよくあるシステムである。

ポーカーなどでは、イベントの参加費が高額になる場合が多く、そういったイベントでは参加費が安いサテライトイベントが開催され、その勝者は本戦に参加費を支払わずに出場できる。サテライトが予選と異なるのは、参加費を払えば、本戦から参加できる点だ。

さかいやレガシー地主杯は、誰でも参加できるし、競技イベントでもない。しかし、デュアルランドをはじめとする賞品を多く用意するために、参加費も他のイベントに対して高くなりがちだ。そこで、1500円の参加費を免除されるイベント、それがサテライトイベントだ。サテライトは今回500円で開催したので、これを勝ち抜けば500円で地主杯に出られることになる。運と実力さえあれば、500円の参加費でデュアルランドを獲得できるのだ。

もちろん、サテライトに運悪く敗退しても、本戦には参加費を払えば当然出られるので、デッキの調整などにもオススメできる。



Winner's Deck

1st ANT

Mainboard

 

4《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond(MIR)》

4《水蓮の花びら/Lotus Petal(TMP)》

 

4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》

4《渦まく知識/Brainstorm(EMA)》

4《思案/Ponder(M12)》

2《定業/Preordain(M11)》

3《陰謀団式療法/Cabal Therapy(EMA)》

4《強迫/Duress(EMA)》

4《暗黒の儀式/Dark Ritual(MMQ)》

4《陰謀団の儀式/Cabal Ritual(TOR)》

4《冥府の教示者/Infernal Tutor(DIS)》

1《苦悶の触手/Tendrils of Agony(SCG)》

1《炎の中の過去/Past in Flames(ISD)》

1《闇の誓願/Dark Petition(ORI)》

1《むかつき/Ad Nauseam(ALA)》

 

1《島/Island(SOI)》

1《沼/Swamp(SOI)》

1《Tropical Island(3ED)》

2《Underground Sea(3ED)》

1《Bayou(3ED)》

1《Volcanic Island(3ED)》

4《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》

4《汚染された三角州/Polluted Delta(KTK)》

 

Sideboard

4《僧院の導師/Monastery Mentor(FRF)》

1《疫病吐き/Plague Spitter(INV)》

2《蒸気の連鎖/Chain of Vapor(ONS)》

1《Tundra(3ED)》

3《突然の衰微/Abrupt Decay(RTR)》

1《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》

1《夜の戦慄/Dread of Night(6ED)》

1《陰謀団式療法/Cabal Therapy(EMA)》

1《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》


他の成績上位者デッキリストはコチラ


Event Images



Today's Cards

《エルドラージのミミック/Eldrazi Mimic(OGW)》

 

この、スタンダードでも使える軽量級エルドラージがレガシーのエルドラージデッキの縁の下を支えている。

レガシー環境にたくさんある2マナを生み出せる土地から1ターン目に呼びだされ、2ターン目にはパワー4で攻撃するのも珍しいことではない。

《虚空の杯/Chalice of the Void(MMA)》や《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst(LRW)》で相手の行動を押さえつける戦法と、これで素早く相手を殴り倒す戦法の、対極する2つの戦い方を持つエルドラージデッキは今後もよく見かけることになりそうだ。

《むかつき/Ad Nauseam(ALA)》

 

ひとたび唱えれば、好きなだけカードが引けるという。ただし、術者が死ぬまで。

ライフと引き換えにカードを引くのは黒の伝統的なお家芸だが、このカードは失うライフが引いたカードのマナコストのため、削る命がやや大きい。しかし、その分、引ける枚数に限りはない。そのため、《天使の嗜み/Angel's Grace(TSP)》などとのコンボもある。そして、レガシーのコンボデッキに一大勢力であるANTのキーパーツでもある。

もっとも、むかつき加減は使われた方が大きいだろう。


Event Details and Announcements

主催 Gameshopさかいや

ヘッドジャッジ カツバヤシノブヒサ氏(Lv1ジャッジ)

開催日 2016年8月21日

フォーマット レガシー(一般)

ラウンド数 スイスラウンド5ラウンド

参加費 1500円

参加人数 27名

賞品(順位取り)

  1位 《Tundra(3ED)》

  2位 From the Vault:Lore

  3位 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》、

  4位 《乾燥台地/Arid Mesa(ZEN)》

  5位 《古えの墳墓/Ancient Tomb(TMP)》

  6 《アカデミーの廃墟/Academy Ruins(MMA)》

  2勝以上のランダム賞 エターナルマスターズ日本語版1パック



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